明治大学農学研究科農業経済学専攻
21世紀に私たちが生きていくうえで、最も基礎的で重要な「食料」と「環境」をめぐる諸問題について、経済学、社会学、政策学、経営学、会計学、開発学などの社会科学の側面から総合的に考究しています。
私たちの生存基盤を担っている生物・生命・自然資源の仕組みを解明し、利用することは人類の持続可能性に欠かせませんが、そこに人間がどう関わっていくべきか、を考えることは重要です。
つまり「人類の生存課題を人間の行動の観点から考え、解決方法を探る」のが本学科の学びのテーマといっても良いでしょう。
本専攻は、食料・農業・環境に関わる諸問題を社会科学の立場から解明し、人類の持続可能性の社会・経済条件を考究するという高邁な目的を持っています。
これは、困難な時代の本専攻への社会的要請でもあります。
そのため、社会科学諸学問の習得を基本として、専門的かつ総合的な観点と、フィールドに根ざしながらグローバルに考える複眼的な視点を持つことができる教育指導をしています。
農業経済学専攻教員
大学院生自ら研究テーマを選び、充実したスタッフ陣によって、さまざまなアドバイスを受けることができます。
スタッフと院生との距離が近いことも本専攻の特長であり、このような環境下で、研究に取り組んだ修了者は、研究機関、農業団体、官公庁、一般企業で活躍しています。
教員に関する詳細については、以下を参照して下さい。
農業経済学専攻 教員一覧農業経済学専攻カリキュラム一覧
農業経済学専攻では、日本の食糧の生産・流通・加工・消費の経済的側面の理論的実証的研究、先進国と途上国の農業・食糧事情等の研究に加え、農業・農村の多面的機能(食糧供給、国土保全等)に関する研究も進めています。
カリキュラムに関する詳細については、以下を参照して下さい。
農業経済学専攻入学試験
本専攻では、複数回の入学試験を実施しています。
7月に実施予定の学内選考入学試験は、明治大学農学部4年生で一定の基準をクリアした学生が対象となります。
Ⅰ期とⅡ期入学試験につきましては、明治大学農学部4年生に加え、他大学の4年生、海外の学生も受験することができます。
また、社会人又は社会人経験者も受験することができます。
入試形態 | 対象 | 選考方法 | 入学試験日 |
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学内選考入学試験 | 本学部4年生 | 面接試問 | 7月 |
Ⅰ期入学試験 | 学部4年生・卒業生・留学生 | 英語・専門科目・専修科目・面接試問 | 10月 |
社会人・社会人経験者 | 書類審査・小論文・面接試問 | ||
Ⅱ期入学試験 | 学部4年生・卒業生・留学生 | 英語・専門科目・専修科目・面接試問 | 2月 |
社会人・社会人経験者 | 書類審査・小論文・面接試問 |
入学試験の詳細については、以下を参照して下さい。
入試日程・募集要項学費・奨学金
1 学費
学費の詳細については、以下を参照して下さい。
入学金・学費2 奨学金
(1) 明治大学大学院研究奨励奨学金
明治大学大学院研究奨励奨学金A
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■対象
博士後期課程1年次へ入学した成績優秀者対象 -
■金額
年額:授業料2分の1相当額(ただし、毎年度始に資格継続の審査をします)
本専攻の場合、351,000円 -
■返還義務
返還不要 -
■その他
(1)採用人数 約100名(継続採用者含む)
(2)各研究科が独自に採用者を決定します。申請不要
明治大学大学院研究奨励奨学金A
明治大学大学院研究奨励奨学金B
-
■対象
修士・博士前期課程1年次へ入学した成績優秀者対象 -
■金額
年額:授業料2分の1相当額(ただし、毎年度始に資格継続の審査をします)
本専攻の場合、344,000円 -
■返還義務
返還不要 -
■その他
(1)採用人数 約300名(継続採用者含む)
(2)各研究科が独自に採用者を決定します。申請不要"
明治大学大学院研究奨励奨学金B(給費)
(2)日本学生支援機構奨学金
詳細については、以下を参照して下さい。奨学金 | 明治大学
研究支援・助成
1.助手制度
明治大学では、1998年度より博士後期課程在籍者を対象として、助手制度を導入しています。
この制度は、若手研究者の養成、大学院生の博士学位取得および社会進出への支援を目的として、それまでの後継者養成型助手(大学院に在籍できない)制度に代わって新たに、本大学院博士後期課程に在籍したまま本学学部の専任助手として従事する制度です。
助手に採用された者は、学部の教育補助業務に一定時間従事することが求められますが、任期が限られた制度であることおよび対象が大学院生であることを考慮し、業務内容が研究活動に支障のないよう十分配慮されています。
また、専任教員に準じた給与が支給されることにより、経済的に奨学金受給時より安定した処遇を受け、研究活動に専念できることが最大のメリットです。
採用枠、採用資格および選考方法は各研究科の基礎となる学部により異なりますが、採用にあたっては、研究内容、研究計画、研究業績等に秀で、学位取得が見込まれる者等が重視されます。
2.RA・TA制度
明治大学では、2003年度より、大学院博士前期課程・博士後期課程の院生のために、研究補助業務従事者RA(Research Assistant)および教育補助業務従事者TA(Teaching Assistant)制度を発足し、募集を開始しました。
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TA制度
学部・大学院の教育補助業務に一定期間従事するもので、学部や大学院教育におけるきめ細かい指導の実現と、大学院生が将来教員や研究者になるためのトレーニングの機会を提供することを目的とした制度です。 -
RA制度
研究支援体制の充実、強化を図り、若手研究者としての研究遂行能力を育成することを目的としたもので、大学院生にとっては自らの研究活動の水準を高める良い機会となっています。
3.日本学術振興会特別研究員制度
日本学術振興会の「特別研究員」制度は、優れた若手研究者に、その研究生活の初期において、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与えることにより、わが国の学術研究の将来を担う創造性に富んだ研究者の養成・確保に資することを目的としています。
大学院博士後期課程在学者および大学院博士後期課程修了者等で、優れた研究能力を有し、大学その他の研究機関で研究に専念することを希望する者を「特別研究員」に採用し、研究奨励金を支給しています。
この「特別研究員」に採用されることは、自立した研究者としての第一歩となり、将来に向けたキャリアパスの観点からも重要な意味をもっています。
優れた研究者を育成することは、教育研究機関としての大学院の責務であり、本学は、より多くの大学院学生の皆さんが「特別研究員」に採用されるよう、説明会の開催などを通じて支援を行っています。
日本学術振興会特別研究員制度の詳細については、以下を参照して下さい。
日本学術振興会による人材育成事業
明治大学大学院の学生支援制度の詳細は下記を参照して下さい。
明治大学大学院の学生支援制度(PDF)
科内活動・施設
1.科内活動
(1)科内研究会
当専攻では、教員と大学院生が一緒になって研究会を開催しています。
教員の報告、外部講師の講義、大学院の学位請求論文や修士論文の検討会を定期的に実施しています。
大学院生にとっては、自身の論文の報告を行うことで、指導教員以外の教員から熱くも適切なアドバイスを受け、論文執筆に生かすことができます。
(2)交流会
教員と大学院生で定期的に懇親会を開いています。
飲食をしながら、気軽に気楽に教員と真剣な議論と雑談をする機会を持つことができます。
2.施設
現在、大学院生には2つの部屋が割り当てられています。自由に勉学に勤しむことができる環境が用意されています。
最新のハード、ソフトが装備されているPCが1人1台用意されています。プリンター等の周辺機器も充実しています。勉学には十分な環境です。