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News

「フードシステム論研究室」からのお知らせ

研究室活動~フィールドワーク実習(有機・環境保全型農業の生産と販売)

Ⅰ 有機農業・環境保全型農業の定義と有機食品市場

Ⅱ 有機農産物の生産状況

Ⅲ 小売企業・外食企業の取り組み

  

Ⅲ 小売企業・外食企業の取り組み

  

1.有機農産物の流通の特徴

(1)各国の事例

  

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 ドイツやフランスでも、有機食品の販売の店舗別傾向を見ますと、アメリカと同様に一般の店舗での販売が最も大きくなっています。ドイツでは、一般の店舗での販売額が64億ユーロなのに対して、有機専門店での販売額は30億ユーロ程度です。この2つの店舗の販売額を比較しますと、2倍以上の差が生じています。
 このように、欧米における有機食品の市場拡大の背景には、認証制度の定着と一般小売店での購入が容易になっているという要因があります。

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資料:農林水産省「有機農業をめぐる事情」令和2年、3ページ

(2)国内の有機農産物・食品の流通

 2018年度(平成30年度)に国内で有機JAS認証を取得した農産物(格付けされた有機農産物)は年間約7万トンで、野菜が66%、米は12%。
 国内の農産物総生産量のうち有機農産物が占める割合は、野菜は約0.4%、米や麦、果実は0.1%程度ですが、茶は6%を超えています。大豆も茶ほどではないですが1%を超えています。
 海外から日本に輸入される有機農産物は年間約5万トン(国内格付け数量の約7割)で、大豆と果実が過半を占めています。

図表〇 総生産量に対する有機JASの品目別割合(平成30年)  

資料:農林水産省「有機農業をめぐる事情」令和2年、8ページ



(3)事例:「福島屋」(福島屋HPより)

 食をめぐる環境は、世の中の価値観の多様化とともにますます豊かになっています。ですが、わたしたちは日々、本当に満足度の高い食事をしているといえるでしょうか。物はたくさんあるのに、正しい食品の選び方がわからない、つくり方が分からない、そう思っている方は多いと思います。FUKUSHIMAYA TASTING MARKETは、生産、加工、流通、販売が一体となったお店です。店頭に並ぶ食品から季節を感じることができ、食べて美味しくからだに優しい食材を吟味してセレクトしています。生活をより豊かに楽しくするお客様の日々のお食事選びに貢献できるようなお店を目指してまいります。

  

(4)事例:「ビオセボン」(ビオセボン・ジャポン 株式会社HPより)

「ビオセボン」は、パリ発のオーガニック・スーパーマーケットです。“新鮮な生鮮食品”と“日常使いできる品揃え”が人気を呼び、フランスを中心に、ヨーロッパで140店舗以上展開しています。「ビオ」とは、フランス語でオーガニック(有機)のこと。「ボン」はフランス語で「おいしい」「良い」という意味で、屋号の「ビオセボン」には「オーガニックっていいね」という想いが込められています。
 2016年には日本初上陸1号店として、麻布十番店をオープン。「オーガニックっていいね」の気持ちをもっと身近に感じられるお店づくりをモットーに、店舗数を拡大しています。

  

(5)事例:「スーパークランデール」

  

(6)その他

 ・バルクフーズ

  

2.外食店の取り組み

(1)外食店に対する基準

(2)事例:

  

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